【言葉】
有り様
【読み方】
ありさま
【意味】
①物事の様子。状態。
②人の身分。境遇。
【類義語】
・状態
・様態
・実態
「有り様」の使い方
有名なゴミ屋敷に掃除に行ったんだけど、ひどい有り様だったよ。
想像を絶するすごさだった?
数日御飯が喉を通らないすごさだった。
それは大変だったわね。
「有り様」の例文
- アネモネの花は、その夜の華やかな有り様を見る勇気もなかったのです。(小川未明 花と人の話)
- それに何かを言おうにも、僕は息を吸い込むのさえやっとという有り様だった。(村上春樹 国境の南、太陽の西)
- 健太くんは、落胆を隠しきれない有り様で黙り込んだ。
- ちょっと目を離したすきにこの有り様だ。
- 日々の暮らしにも事欠く有り様です。
「有り様」と「在り様」との違いは?
「有り様」の「有り」は、「在り」とも書きます。
「有り」も「在り」も、「ある」の文語形で「あること。現存すること。」をいいます。
なので「有り様」も「在り様」も、同じ意味ですが、主に「有り様」を使います。