「高じる」の意味と使い方や例文!「嵩じる」「昂じる」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
高じる

「嵩じる」「昂じる」とも書く。
【読み方】
こうじる

【意味】
「高じる」は、「高ずる」のサ行変換活用の上一段化。
「高ずる」とは、程度がひどくなる。

【類義語】
・つのる

【対義語】
・和らぐ

「高じる」の使い方

ともこ
健太くんのお兄さんは何の職業に就いたの?
健太
寿司好きが高じて寿司職人になったんだよ。
ともこ
寿司教室に通っていたもんね。
健太
まさか本当に職人になるとは思わなかったよ。

「高じる」の例文

  1. 議論が高じて喧嘩に発展することがしばしばある。
  2. 仏像好きが高じて、自分でも彫るようになった。
  3. 天文学好きなのが高じて、将来はNASAで働きたいと思っていた。
  4. 相手を思う気持ちが高じて、日常のすべてを支配しないと気が済まなくなるんです。(東野圭吾 幻夜)
  5. その不便がだんだん高じて極端に達した時利他主義がまた復活する。(夏目漱石 三四郎)

「高じる」と「嵩じる」「昂じる」との違いは?

高じる」は「嵩じる」「昂じる」とも書きます。

嵩じる」の「」は、意味は高いと同じですが常用外の漢字表記です。

「嵩(かさ)」と読み、高い所、体積や物の大きさの意で使われます。
昂じる」の「」は、意味は高いと同じですが常用外の漢字表記です。
感情が高ぶる、興奮する意で使われることが多いです。