【言葉】
相反する
【意味】
あいはんする
【意味】
互いに反対の関係にある。一致しない。対立している。
【類義語】
・不一致
・対立する
「相反する」の使い方
相反する考え方を持つ国家間で歩み寄る努力をすることは大変なことだよね。
大変だけど、平和のためには必要なことよね。
相手の考えと同じ考えになれとは言わないけど、理解を示すことは可能だね。
国家間に限らず、個人間の人間関係にも言えるわね。
「相反する」の例文
- 自然は人間に優しくもあり厳しくもある。相反する性質をもっている。
- 性格と思想が同じものだということはウソである。相反する思想を所有することはできるが、相反する性格はそうはいかない。(坂口安吾 安吾人生案内)
- あなたには大きな優越感と、それから自分自身への大きな不信があったわ。なぜそんな相反する感情を持っているのか、その原因が何かを探っていたの。(筒井康隆 七瀬ふたたび)
- 日本人は平均的にいって、勘がいいように思われます。ところが従来とかくそれは科学と相反するものと思われがちでした。(湯川秀樹 創造的人間)
- 故に文化と宗教とは何処までも相反する所に、相結合するということができる。(西田幾多郎 絶対矛盾的自己同一)
「相反する」と「相対する」「相容れない」との違いは?
「相反する」に似ている語に「相対する(あいたいする)」「相容れない(あいいれない)」があります。
「相反する」と「相対する」の違いは?
「相対する」とは、
①互いに向かい合う。また、直面する。
②反対の立場に立つ。対立する。
という意味です。
「相反する」も「相対する」も、対立することをいいます。
しかし「相対する」には、「向き合う。直面する」という意味がある点が「相反する」と違います。
「相反する」と「相容れない」の違いは?
「相容れない」とは、互いの主張や立場が相反していて両立しないという意味です。
「相反する」も「相容れない」も、対立していることをいいます。
しかし「相容れない」は、互いに受け入れず、対立が続くことをいいます。