「あながち」の意味と使い方や例文!「あながち間違ってない」とは?(類義語・対義語)

【言葉】
あながち

【意味】
1⃣[副](あとに打消しの語を伴う)
①断定しきれない気持ちを表す。必ずしも。一概に。
②強い否定の意を表す。決して。
2⃣[形動ナリ]
①強引なさま。無理やり。
②いちずなさま。ひたむき。
③身勝手なさま。わがまま。

【類義語】
・必ずしも
・まんざら

【対義語】
・絶対に~ない
・必ず~である
・すべてにおいて~である
・一律~である

「あながち」の使い方

健太
彼だけ反対しているね。
ともこ
彼の主張はあながち間違っているとは言えないのよね。
健太
彼の意見をもっと深く聞いてみようか。
ともこ
彼が反対する理由が無くなれば、完璧な計画と言うことだもんね。

「あながち」の例文

  1. 世界制覇をするという健太くんの台詞はあながち冗談でもない。
  2. 自分が卑怯だからそうなのかと考えてもみたが、あながちそうでもない。(有島武郎 星座)
  3. そういうことに身命を賭するのもあながち不満な人生だとは思われない。(坂口安吾 女剣士)
  4. が、全く当時の若殿様は、それほど御平生に似もやらず、恋慕三昧に耽って御出でになりました。しかし、これは、あながち、若殿様御一人に限った事ではございません。(芥川竜之介 邪宗門)
  5. 健太くんが思ったことは、あながち見当外れではなかった。

「あながち間違ってない」とは?

あながち」を用いた表現の一つに「あながち間違ってない(あながちまちがっていない)」があります。

あながち間違ってない」とは、必ずしも間違っているとは言い切れないという意味です。

【例文】

  1. 直感は経験に基づくものなのであながち間違ってない
  2. 服装の乱れは心の乱れという言葉は、あながち間違ってない