「漲る」の意味と使い方や例文!「滾る」との違いは?(類義語)

【言葉】
漲る

【読み方】
みなぎる

【意味】
①水が満ちて、あふれるほど勢いが盛んになる。
②力や感情などがあふれるばかりにいっぱいになる。

【類義語】
・満ちる
・満ち満ちる
・充満
・満タン

「漲る」の使い方

健太
ご飯を食べると力が漲るね。
ともこ
生き物や植物から命をいただいているんだってことを実感するわよね。
健太
「いただきます」って素晴らしい表現だね。
ともこ
命をいただきますという意味だもんね。これ以上相応しい表現はないわね。

「漲る」の例文

  1. 枕につけた片方の耳の奥では、動脈の漲る音が高く明らかに鳴っている。(寺田寅彦 枯菊の影)
  2. 今までに味ふことの出来なかつたやうな歓喜がかれの胸にり渡つた。(田山花袋 ある僧の奇蹟)
  3. 海は絶えず膨れ上つて、雪のやうな波の水沫を二人のまはりへらせた。(芥川竜之介 老いたる素戔嗚尊)
  4. 選手たちは闘志がり、試合開始を今か今かと待っている。
  5. ここの商店街は、大型ショッピングモールができても変わらず活気がっている。

「漲る」と「滾る」の違いは?

漲る」に似ている語に「滾る(たぎる)」があります。

滾る」とは、
①水がさかまいて激しく流れる。
②煮えたつ。
③激する気持ちが盛んにわきおこる。わきあがる。

という意味です。

漲る」も「滾る」も、はげしく盛んなことをいいます。

しかし「漲る」は、あふれるほどいっぱいになることをいいます。

対して「滾る」は、盛んにわきおこることをいいます。