「見捨てる」の意味と使い方や例文!「見放す」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
見捨てる

【読み方】
みすてる

【意味】
①見ていながら、そのままにしておく。
②世話をしたり、関係を保ったりするのをやめる。

【類義語】
・見放す
・見限る

【対義語】
・見直す
・見込む

「見捨てる」の使い方

健太
公園に子猫が捨てられているよ。
ともこ
見捨てるわけにはいかないわよね。
健太
でも安易に連れて帰るわけにもいかないよ。
ともこ
こんなに悩ませるなんて、生き物を遺棄する人を重罪にすればいいのに。

「見捨てる」の例文

  1. そうそう町へ戻りたくないのだったら、町をすっかり見捨てないことよ。(ルソー 告白 上)
  2. どうしてこのことはあの人たちを見捨てないかぎり、やめられないのだ。(エクトール・アンリ・マロ 家なき子)
  3. それらのみじめなる刑人らを見捨てるのは彼の苦痛とするところだった。(ヴィクトル・ユゴー レ・ミゼラブル)
  4. 健太くんは、実の親にも見捨てられる暴れん坊だ。
  5. いくら大事な商談を控えているとはいえ、倒れている人を見捨てておけない。

「見捨てる」と「見放す」の違いは?

見捨てる」に似ている語に「見放す(みはなす)」があります。

見放す」とは、見切りをつけて従来の関係を断つという意味です。

見捨てる」「見放す」も、人や物を顧みなくなることをいいます。

しかし「見放す」は、「運に見放される」のように、比喩的な意味で用いられることがあります。