【言葉】
汚名をそそぐ
【読み方】
おめいをそそぐ
【意味】
悪い評判や不名誉な評判を新たな名誉を得ることによって消す。
【類義語】
・屈辱をそそぐ
・雪辱を果たす
「汚名をそそぐ」の使い方
給食費を盗んだのは僕だと思われているよ。
私が真犯人を探して、健太くんの汚名をそそぎましょう。
ありがとう。恩に着るよ。
この貸しは高つくわよ。
「汚名をそそぐ」の例文
- 兄の汚名をそそぐべく、再審請求ができないか弁護士に相談する。
- 汚名をそそぐために、記者会見を開き包み隠さず真実を語る。
- それでは当流の汚名をそそぐつもりでしたことも、却って泥の上塗りだわ。(吉川英治 宮本武蔵)
- 尊氏は院宣を待っていた。院宣さえ賜われば、賊軍の汚名をそそぐことができるのである。(新田次郎 新田義貞)
- 曹操は二人に酒をすすめ、将来を励まして、 「どうだ、叔父の汚名をそそぐ気で、ひとつ大功を立ててみぬか」と、計画を話してみた。(吉川英治 三国志)
「汚名をすすぐ」は誤用?
「汚名をそそぐ」は、「汚名をすすぐ」と表現することもあります。
「汚名をそそぐ」の「そそぐ」は、 「恥や汚名を新たな名誉を得ることによって消す。すすぐ。」という意味で、「すすぐ」と同じです。
「汚名をそそぐ」は、「汚名を雪ぐ」または「汚名を濯ぐ」と書き、「雪ぐ」も「濯ぐ」も、「そそぐ」「すすぐ」と読みます。
なので「汚名をすすぐ」は正しい表現です。