【言葉】
凪いだ
【読み方】
ないだ
【意味】
おだやかな。風・波が静まった。
【類義語】
・風がない
・波がない
「凪いだ」の使い方
何で窓を閉め切っているの?
強い風が吹いていたから閉めたんだ。
今は凪いでいるわよ。開けた方が気持ちいいわよ。
そう言えば風の音がしなくなったね。
「凪いだ」の例文
- この世界は一見、凪いだ海のように平らかに和しているように見えるだろう。(宮部みゆき ICO 霧の城)
- あの頃が嘘のように、凪いだ穏やかな気持ちで毎日を過ごしている。
- どれだけ批判されようとも、自分を信じているので心は凪いだままで揺るがない。
- 波は静かで、ボートを岸につながなくてもいいくらいに凪いでいる。
- 凪いだ海に、くっきりと十五夜の月が映っている。
「凪いだ気持ち」「凪いだ瞳」とは?
「凪いだ」を用いた表現のに「凪いだ気持ち(ないだきもち)」「凪いだ瞳(ないだひとみ)」があります。
「凪いだ気持ち」とは?
「凪いだ気持ち」とは、おだやかな気持ちのことをいいます。
【例文】
- 不思議と凪いだ気持ちで、医師からの余命宣告を聞いた。
- 我が人生に悔いはないと言いながら、凪いだ気持ちで人生の最後を迎えたい。
「凪いだ瞳」とは?
「凪いだ瞳」とは、おだやかな目や視線という意味です。
【例文】
- 健太くんは、なにもかも受け止めたような凪いだ瞳になった。
- ともこちゃんは、凪いだ瞳で僕を見た。