「厳か」の意味と使い方や例文!「疎か」との違いは?(類義語)

【言葉】
厳か

【読み方】
おごそか

【意味】
重々しくいかめしいさま。礼儀正しく近寄りにくいさま。

【類義語】
・厳粛

「厳か」の使い方

健太
厳かな雰囲気だね。
ともこ
厳かな神事の最中なんだから、しゃべっちゃだめよ。
健太
そうだった。てへぺろ。
ともこ
ふざけているでしょう?

「厳か」の例文

  1. 敵将の首を実検するには厳かな作法と礼をもってするのが慣わしである。(吉川英治 新書太閤記)
  2. 眼の下には夢で見たとおりのルフィノ寺院が暁闇の中に厳かな姿を見せていた。(有島武郎 クララの出家)
  3. その怪しくも厳かな音を、オルタンスは一生忘れることができなかった。(ルブラン 保篠龍緒 八点鐘)
  4. 境内はいつも厳かで聖域であることを感じさせた。
  5. ローマ法王が厳かに登場した。

「厳か」と「疎か」の違いは?

厳か」に似ている語に「疎か(おろそか)」があります。

疎か」とは、
①いいかげんにすませたり軽く扱ったりして、まじめに取り組まないさま。疎略。なおざり。
②簡素なさま。粗末。
③まばらなさま。
④劣っているさま。

という意味です。

両語は似ていますが、意味が全く違います。