【言葉】
明ける
【読み方】
あける
【意味】
①明るくなる。夜が終わって朝になる。
②日や年があらたまる。
③期限が満了する。終わる。
【類義語】
・終わる
【対義語】
・暮れる
「明ける」の使い方
夏は夜が明けるのが早いね。
もう明るいわね。
日没が遅くて、夜明けが早いと得した気分だね。
同じ24時間なのに長く感じるわね。
「明ける」の例文
- 夜の明けるころにはモデーナ領の国境を越えてもう身の安全を得ていた。(スタンダール パルムの僧院 上)
- その年が明けるとそうそう、お露はめでたく千々岩大八と女夫になった。(横溝正史 人形佐七捕物帳 18)
- だけど今の状況は、うち明けるべきタイミングというやつじゃないかい?(来楽零 ロミオの災難)
- 喪が明けるまでお肉は食べません。
- 年が明けるとすぐに健太くんから連絡があった。
「明ける」と「開ける」「空ける」との違いは?
「明ける」と同じ読み方の語に「開ける」「空ける」があります。
「明ける」と「開ける」の違いは?
「開ける」は、あか(明・赤)と同源で、物を明るみに出す意です。
①境・仕切り・おおいなどで外・内の通いを閉ざしているものを除き、通れるようにする。開く。
②閉ざした扉をあける意で、営業などを開始する。
という意味で使われます。
「明ける」は、あかるくなる意で使われます。
対して「開ける」は、ひらく意で使われます。
「明ける」と「空ける」の違いは?
「空ける」は、あか(明・赤)と同源で、物を明るみに出す意です。
①場所をふさいでいるものをどけて、入る場所を作る。そこをからにする。そこに隙間をつくる。間を離す。
②留守にする。
という意味です。
「明ける」は、あかるくなる意で使われます。
対して「空ける」は、からになる意で使われます。