「過たず」の意味と使い方や例文!(類義語)

【言葉】
過たず

【読み方】
あやまたず

【意味】
①約束や予想にたがわず。…のとおり。
②ねらったとおり正確に。ねらいたがわず。案の定。

四段動詞「あやまつ」の未然形+打消の助動詞「ず」の連用形。
【類義語】
・ねらいたがわず
・まちがいなく
・案の定

「過たず」の使い方

健太
過たず出題されたね。
ともこ
言ったとおりだったでしょう?あの先生はこういう問題が好きなのよ。
健太
ともこちゃんのテスト予想はすごいね。
ともこ
今のところ百発百中よ。

「過たず」の例文

  1. その気持ちが芯にあれば、成長し、多くの事情が見えてきたときに、きっと、問題の核心を過たずに理解してくれるはずだ。(上橋菜穂子 獣の奏者 IV 完結編)
  2. 秒を刻み分を計えて過たぬこと、SEIKOの時計のごとし。
  3. 狙いを過たず、標的を撃破していく。
  4. 過たず、扇のかなめぎは一寸ばかりおいて、ひいふっとぞ射切ったる(平家物語 那須与一)
  5. 蓬莱の玉の枝を、ひとつの所過たずもておはしませり(竹取物語 蓬莱の玉の枝)