「雁字搦め」の意味と使い方や例文!(類義語)

【言葉】
雁字搦め

【読み方】
がんじがらめ

【意味】
①縄などを左右からうちちがえて巻きからめること。
②比喩的に、精神的な束縛を受けて身動きのできないさま。

【類義語】
・身動きが取れない
・身じろぎも出来ない
・微動だにできない

「雁字搦め」の使い方

健太
毒親に育てられると、親の呪縛に雁字搦めになるんだって。
ともこ
それが次の子に受け継がれ、負の連鎖になるのよね。
健太
ちゃんと愛されて育たなかった子は愛し方が分からないもんね。
ともこ
これは行政の力で断ち切ることのできないどうしようもない連鎖よね。

「雁字搦め」の例文

  1. その後には雁字搦めに縛られた男が、大勢の刑事に守られて立っていた。(海野十三 省線電車の射撃手)
  2. どこへ行っても美意識に雁字搦めにされていたのでは、息が詰まる道理である。(高井有一 立原正秋)
  3. ひとえに、光國という人間が、〝世子〟という言葉にとらわれているのを笑っていた。雁字搦めになって、その苦衷から脱せずにいる光國を、滑稽だと言っているのだ。(冲方丁 光圀伝)
  4. 愚か者は、先入観に雁字搦めに捕らわれる。
  5. 監督の指示や戦術で雁字搦めにすることなく、選手の自由にさせた。