「ごもっとも」の意味と使い方や例文!「ごもっともです」は目上に失礼?(類義語)

【言葉】
ごもっとも

【意味】
「もっとも」の丁寧な表現。人の言動を当然または道理であると肯定する意。御道理。

【類義語】
・勘弁してもらう

「ごもっとも」の使い方

健太
家の中に植物を置こうと思うんだけど、ツルの植物って増えそうだよね。
ともこ
ご心配はごもっともです。でも、挿し木ができるし、小さな鉢に植えればそんなに大きくならないわ。
健太
そうなの?まあ、家中が植物になっても良いんだけどね。
ともこ
虫が寄ってきて余計にリラックスできなくなるわよ。

「ごもっとも」の例文

  1. 源氏もこの宮のお心持ちを知っていて、ごもっともであると感じていた。(与謝野晶子 源氏物語)
  2. まちがっちゃおりませんとも、まちがっちゃおりません!こんなのはみんな、個別的なケースですからな、お説ごもっともです。(ドストエフスキー 罪と罰 中)
  3. だからやっぱり真だろうと云われると、ごもっともと云わなければなりません。(夏目漱石 創作家の態度)
  4. お叱りはごもっともです。申し訳ございません。
  5. あなた様が驚きなさいますのもごもっともです。

「ごもっともです」は目上に失礼?

ごもっとも」は、「もっとも」の丁寧な表現で、相手の言動を肯定する言葉です。

なので失礼になる言葉ではありませんが、「ごもっとも」だと、語尾を省略した失礼な印象になるので、目上の人に対して使う場合には、「ごもっともです」というさらに丁寧な表現がふさわしいです。