【言葉】
ごもっとも
【意味】
「もっとも」の丁寧な表現。人の言動を当然または道理であると肯定する意。御道理。
【類義語】
・勘弁してもらう
「ごもっとも」の使い方
家の中に植物を置こうと思うんだけど、ツルの植物って増えそうだよね。
ご心配はごもっともです。でも、挿し木ができるし、小さな鉢に植えればそんなに大きくならないわ。
そうなの?まあ、家中が植物になっても良いんだけどね。
虫が寄ってきて余計にリラックスできなくなるわよ。
「ごもっとも」の例文
- 源氏もこの宮のお心持ちを知っていて、ごもっともであると感じていた。(与謝野晶子 源氏物語)
- まちがっちゃおりませんとも、まちがっちゃおりません!こんなのはみんな、個別的なケースですからな、お説ごもっともです。(ドストエフスキー 罪と罰 中)
- だからやっぱり真だろうと云われると、ごもっともと云わなければなりません。(夏目漱石 創作家の態度)
- お叱りはごもっともです。申し訳ございません。
- あなた様が驚きなさいますのもごもっともです。
「ごもっともです」は目上に失礼?
「ごもっとも」は、「もっとも」の丁寧な表現で、相手の言動を肯定する言葉です。
なので失礼になる言葉ではありませんが、「ごもっとも」だと、語尾を省略した失礼な印象になるので、目上の人に対して使う場合には、「ごもっともです」というさらに丁寧な表現がふさわしいです。