「芳ばしい」の意味と使い方や例文!「香ばしい」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
芳ばしい

「香ばしい」とも書く。
【読み方】
こうばしい

【意味】
①香りが良い。においがよい。
②おもしろい。よい。美しい。
③望ましく思う。りっぱである。
④こんがりこげたようなよいにおいである。

【類義語】
・芳しい(かんばしい)
・かぐわしい

【対義語】
・臭い

「芳ばしい」の使い方

健太
芳ばしい匂いがするね。
ともこ
せんべい屋さんがあるのよ。
健太
手焼きなの?今どきすごいね。
ともこ
たれ増しとか、焼き目濃い目とか、客のニーズに合わせて焼いてくれるのよ。

「芳ばしい」の例文

  1. 焙煎仕立ての棒茶を使ったチョコレートは芳ばしい匂いがする。
  2. バターをたっぷり塗ったフィナンシェの芳ばしい匂いが店の外までする。
  3. サバを焙ることで生臭さが消え芳ばしくなりおいしさが増す。
  4. たれに溺れるみたらし団子は、甘さの中に芳ばしさが漂い絶妙なおいしさだ。
  5. 油をまとった米粒から芳ばしい匂いが立ち上り、食欲を促進するあのチャーハンは絶対頼んで欲しい。

「芳ばしい」と「香ばしい」の違いは?

芳ばしい」は「香ばしい」とも書きます。

香ばしい」は、炒ったり焼いたりしたものから発するいい匂いが感じられる様子をいいます。

香ばしい」の「」は、「よいにおいがする。かおり。」という意味です。
芳ばしい」の「」は、「香りが発散する。よい香り。」という意味です。

」も「」も、よい香りのことをいいます。なので「芳ばしい」も「香ばしい」も同じ意味です。

」と「」を用いた表現に「芳香(ほうこう)」があります。「芳香」は、かぐわしい香りという意味です。