「拝見する」の意味と使い方や例文!「拝見させていただきます」は二重敬語で間違い?(類義語)

【言葉】
拝見する

【読み方】
はいけんする

【意味】
見せていただく。

「拝見」は、見ることの謙譲語。

【類義語】
・拝読する
・拝受する
・査収

「拝見する」の使い方

健太
作品に対する批判も少なくないのに、作家さんが、SNSでのみなさんの意見を拝見すると、ありがたくて泣きそうになりますって感謝のコメントをしていたよ。
ともこ
それは、つらくて泣きそうなんじゃないの?
健太
そうとも取れる?
ともこ
本当に感謝はしているんだろうけど、批判に対するつらさも見て取れるわ。

「拝見する」の例文

  1. 人相だってイヤらしい所がない。と云ったが、どんなことをするつもりか御手並を拝見しようじゃないか。(石坂洋次郎 陽のあたる坂道)
  2. 自分のことが書かれているのも忘れて、とてもおもしろく拝見しました。(ベントリー トレント最後の事件)
  3. でも、一目でもあなたのお姿を拝見してから帰ろうと思いましたのでね。(イプセン 人形の家)
  4. 自身もパフォーマーだが、関係者席で他の方のステージを拝見することもある。
  5. プロフィールを拝見すると、大学で化学を専攻されていたようだ。

「拝見させていただきます」は二重敬語で間違い?

拝見する」を用いた「拝見させていただきます」という表現を耳にすることがあります。

拝見させていただきます」は、「拝見する」を丁寧にしようとした表現です。

拝見する」の「拝見」が敬意を含む語なので、「させていただきます」をつけると、丁寧になるどころか二重敬語で間違いになります。

拝見する」は、見せていただくという意味です。