「僻み」の意味と使い方や例文!「妬み」「嫉み」との違いは?(類義語)

【言葉】
僻み

【読み方】
ひがみ

【意味】
ひがむ。ひねくれた考えや気持ち。

【類義語】
・ねたみ
・そねみ

「僻み」の使い方

ともこ
文化祭の劇で主役のお姫様をやるの。
健太
王子様は学校一のイケメンの彼?
ともこ
そうなの。
健太
それは、女子生徒からの僻みがすごそうだね。

「僻み」の例文

  1. なるほどあなたのおっしゃる通り僕はんだ解釈ばかりしていたのです。(夏目漱石 彼岸過迄)
  2. 平田は私の紋附きが下がり藤である事を知りつつ、あんな眼付きをしたのだろうか?それともそう取るのは私の僻みに過ぎないだろうか?(谷崎潤一郎 潤一郎犯罪小説集)
  3. 課長にはデニッシュを配るとしよう。まてまて、そうするとうちの課長にも配らないとむかもしれないな。(恩田陸 ドミノ)
  4. 貧乏育ちの僕は、お金持ちのともこちゃんをんでしまう。
  5. 彼女が批判されるのは、僻みもあるのだろう。

「僻み」と「妬み」「嫉み」との違いは?

僻み」に似ている語に「妬み(そねみ、ねたみ))」「嫉み(そねみ、ねたみ)」があります。

妬み」も「嫉み」も、嫉妬することをいいます。

僻み」も「妬み」も「嫉み」も負の感情を表す言葉です。

しかし「僻み」は、ひねくれた考えや気持ちをいい、自分の中で生じる感情です。

対して「妬み」や「嫉み」は、嫉妬することをいい、他者と関わることで生じる感情です。