「ひいては」の意味と使い方や例文!「ひいてはご法度」とは?(類義語)

【言葉】
ひいては

【意味】
「ひいて」を強めた言い方。

「ひいて」は、動詞「ひ(引)く」の連用形+接続助詞「て」。「ひきて」の音変化前文を受けて接続詞的に用いて、事柄の範囲がさらに広がることを表す。ある事だけにとどまらず、さらに進んで。それが原因となって、その結果。
【類義語】
・結果的には
・さらには
・留まらず
・それゆえ

「ひいては」の使い方

健太
バイクは初心者マークがいらないの?
ともこ
そう言えば見たことがないわね。
健太
バイクにも若葉マークを付ければ、周囲のドライバーからの理解に繋がり、ひいては交通事故の防止に繋がるんじゃないかな。
ともこ
検討すべきかもしれないわね。

「ひいては」の例文

  1. 再生可能エネルギー利用の発電で、エネルギー安全保障の強化、ひいては温室効果ガス排出の抑制につなげる。
  2. 質の高い文章は、文章力、ひいては雑談力を高めてくれる。
  3. 病気を詳しく知ることで患者さんやその家族の大変さを理解し、ひいては、他者への気遣いの目線を持つことにも繋がる。
  4. 果敢な金融緩和策が、アメリカ経済、ひいては世界経済を救った。
  5. これが成功するかどうかは、日露の戦果、ひいては日本の運命を左右したともいえる。(大宅壮一 炎は流れる1 明治と昭和の谷間)

「ひいてはご法度」とは?

ひいては」を用いたお笑い芸人のネタに「ひいてはご法度(ひいてはごはっと)」があります。

ひいてはご法度」とは、絶対に禁じられていることをいいますが、一般的に使われることはありません。