「ひとしお」の意味と使い方や例文!「感慨もひとしお」とは?(類義語)

【言葉】
ひとしお

【意味】
①染物を染め汁に一回浸すこと。はつしお。
②ひときわ。一層。一段。

【類義語】
・一層
・ひときわ

「ひとしお」の使い方

健太
これは難易度が高い仕事だな。
ともこ
難しければ難しいほど、成功した時の喜びはひとしおよ。
健太
そうだよね。成功する日を夢見てがんばろう。
ともこ
絶対に成功させるわよ。

「ひとしお」の例文

  1. ホームズをつれて来てくれとの繰り返しの嘆願は、ひとしお哀れである。(コナン・ドイル ホームズの回想)
  2. だから別館は、わたしにとってひとしお思い出のふかい場所なのである。(鮎川哲也 死者を笞打て)
  3. その両眼は最初の一瞬にひとしおはげしく輝いていたようであった。(ドストエフスキー 白痴 上)
  4. 北海道の冬はきびしさもひとしおだ。
  5. 大勢で食べると、料理はひとしおおいしく感じられる。

「感慨もひとしお」とは?

ひとしお」を用いた表現の一つに「感慨もひとしお(かんがいもひとしお)」があります。

感慨もひとしお」とは、「より一層感動する。一層しみじみとした気持ちになる。」という意味です。

【例文】

  1. これが最後の大仕事だと思うと感慨もひとしおだ。
  2. 三年ぶりにこの会を催すことができて、感慨もひとしおです。