【言葉】
誉れ
【読み方】
ほまれ
【意味】
誇りとするに足る事柄のこと。よいという評判を得ること。
【類義語】
・名誉
・栄え
【対義語】
・名折れ
・恥
「誉れ」の使い方
オフィス用品で有名な「コクヨ」は、国の誉れになるようにという思いから「コクヨ」という社名なんだって。
へえ。創業者はコクヨさんじゃないのね。
黒田さんだよ。
その名の通り、国の誉れになったわね。
「誉れ」の例文
- 馬にしても、誉れの高いペレウスの子を載せていたのがいちばんだった。(ホメロス イリアス 上)
- 正直のところ、死ぬことが武士の誉れだれば、わしは侍など返上するてば。(浅田次郎 壬生義士伝 上)
- おれの誉れとなりおれの権威をなしているこの名を棄てるのか。何たる悲惨の極みだ!(スタンダール 赤と黒 上)
- 誉れある優勝チームのメンバーは、さほど喜んでいなかった。
- この賞は、最も誉れ高い賞の一つである。
「武士の誉れ」とは?
「誉れ」を用いた表現の一つに「武士の誉れ(ぶしのほまれ)」があります。
「武士の誉れ」とは、武士の名誉を得ることをいいます。
【例文】
- 将軍の馬前で討ち死にすることが武士の誉れである。
- 木村重成の死は武士の誉れとして後世に伝わる。