「掘り起こす」の意味と使い方や例文!「話を掘り起こす」「記憶を掘り起こす」とは?(類義語)

【言葉】
掘り起こす

【読み方】
ほりおこす

【意味】
①掘って土を返す。
②掘って外に出す。
③今まで隠れていた物事を見つけ出す。

【類義語】
・開墾する

「掘り起こす」の使い方

健太
あそこの地面を掘り起こしたら不発弾が出てきたんだって。
ともこ
爆発しないで良かったわね。
健太
戦争って終わってからも影響を残すから良くないよね。
ともこ
表面的に戦争が終わっても、精神面や生活面で永遠に終わることは無いのよね。

「掘り起こす」の例文

  1. 新たな需要を掘り起こす、攻めのキャンペーンを打ち出す。
  2. この地方ならではの料理を掘り起こし、地域おこしにつなげる。
  3. その翌日十一時すぎに葉子は地の底から掘り起こされたように地球の上に目を開いた。(有島武郎 或る女)
  4. 天武天皇は、古来の伝統的な文芸や伝承を掘り起こすことに力を入れた人物です。
  5. そしてまた、あなたの婦道を破り、背徳の火を掘り起こさせたとしても。(川端康成 伊豆の踊子・禽獣)

「話を掘り起こす」「記憶を掘り起こす」とは?

掘り起こす」を用いた表現に「話(はなし)を掘り起こす」「記憶(きおく)を掘り起こす」があります。

「話を掘り起こす」とは?

話を掘り起こす」とは、今まで隠れていた話を見つけ出すことをいいます。

【例文】

  1. 今まで語られることのなかった戦争の話を掘り起こす
  2. 丁寧に聞き込みを続け、川端康成の為人につながる話を掘り起こす

「記憶を掘り起こす」とは?

記憶を掘り起こす」とは、今まで隠れていた記憶を呼び起こすことをいいます。

  1. 記憶を掘り起こし、当時のことを語ってくれた。
  2. 自分史を書くために記憶を掘り起こす