「意気地がない」の意味と使い方や例文!(語源由来・類義語・対義語)

【言葉】
意気地がない

【読み方】
いくじがない

【意味】
まともに相手(局面)に立ち向かおうとする気力がない。

【語源・由来】
「意気地」は、「イキジ」の転。

【類義語】
・甲斐性がない
・だらしがない
・根性がない

【対義語】
・勇ましい

「意気地がない」の使い方

ともこ
健太くん。この道を通るのが嫌なの?
健太
怖い番犬がいるんだよ。
ともこ
ちゃんとつないであるから敷地外には出て来ないわよ。意気地がないなあ。
健太
万が一ってことがあるじゃないか。この道を通るのは嫌だよ。

「意気地がない」の例文

  1. 俺がどうしてこう意気地がないのかと自分でも不思議だよ。今度のが駄目だと云われたって失望はしないよ。(武者小路実篤 愛慾 その妹)
  2. 京ではそなたの人気の方が、やつよりずっとよいのだ。ああ意気地がなくては、いくら京のやつらだとて、気に入らぬわさ。(海音寺潮五郎 平将門 下巻)
  3. 世間には、妻の言うがままになっている夫がいくらでもいる。それは意気地がないためであって、正義や平等の感情からではない。(スタンダール 白井浩司 恋愛論)
  4. 意気地がない健太くんはやり返そうとせず、やられるばかりだった。
  5. 愛するともこちゃんに意気地がないと思われたくなかったので虚勢を張った。