「印象に残る」の意味と使い方や例文!「記憶に残る」「印象が残る」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
印象に残る

【読み方】
いんしょうにのこる

【意味】
知覚した時の感じが強く、なかなか忘れられないこと。

【類義語】
・記憶に残る
・記憶に刻まれる
・思い出に残る
・目に焼き付く
・インパクトが強い
・感銘を受ける

【対義語】
・存在感が薄い

「印象に残る」の使い方

健太
ワールドカップは、日本中が一つになった印象に残る出来事だったね。
ともこ
私はサッカーに興味が無いから見ていないわよ。
健太
ニュースで見たでしょう?
ともこ
興味が無いからニュースでも見ていないわ。だから、私の印象に残ったニュースはまた別のものだわ。

「印象に残る」の例文

  1. 彼女の泣きの演技が印象に残る
  2. 今シーズンもっとも印象に残る試合だった。
  3. 多くの人の印象に残る言葉をキャッチコピーにする。
  4. 王女の凛としたたたずまいが印象に残る
  5. さりげなく印象に残るメイクをする。

「印象に残る」と「記憶に残る」「印象が残る」との違いは?

印象に残る」に似ている表現に「記憶に残る(きおくにのこる)」「印象が残る(いんしょうがのこる)」があります。

「印象に残る」と「記憶に残る」との違いは?

記憶に残る」とは、過去に体験したことや覚えたことが、心に留まり離れないことをいいます。

印象に残る」も「記憶に残る」も、忘れないことをいいます。

しかし「印象に残る」は、漠然と残ることをいいます。

対して「記憶に残る」は、具体的に残ることをいいます。

「印象に残る」と「印象が残る」との違いは?

印象が残る」とは、知覚した時の感じが強く、なかなか忘れられないことをいいます。

印象に残る」と「印象が残る」は同じ意味で使われます。しかし助詞「に」と「が」の違いがあります。

印象に残る」は、「彼の爽やかな笑顔が印象に残る」「ともこちゃんの印象に残る」のような形で使われます。

対して「印象が残る」は、「印象に残る」と違い、「〜が印象が残る」という言い方はできません。

「やんちゃなころの印象が残っているので、すっかり大人になった姿に驚く。」のように、「〜の印象が残る」という形で使われます。