「準ずる」の意味と使い方や例文!「準じる」との違いは?(類義語)

【言葉】
準ずる

「准ずる」とも書く。
【読み方】
じゅんずる

【意味】
①ある基準を標準として考える。のっとる。
②ならう。なぞらえる。同等の扱いをする。

【類義語】
・従う
・応じる
・基づく
・のっとる
・ならう
・準拠する
・踏襲する

「準ずる」の使い方

健太
この店の営業時間はわかる?
ともこ
テナントは、百貨店の営業時間に準ずるから10時から19時だと思うわ。
健太
この店は外に面しているから、モーンニング営業をしているかもって思ったんだ。
ともこ
その可能性はあるわね。お店のHPを調べてみましょう。

「準ずる」の例文

  1. 不審は最である。しかしこの度の流刑は自殺した十一人の苦痛に準ずる御処分であろう。(森鴎外 堺事件)
  2. 乗用車は、なぜかすべて黒塗りであった。大半が公用車とそれに準ずるもので、個人で所有していることは稀であった。(吉村昭 東京の戦争)
  3. それにしても渓流釣りならば、山に準ずる装備をしているはずである。(森村誠一 山の屍)
  4. 彼は、部長に準ずる肩書を所有しているようだ。
  5. その映画は原作の漫画に準ずるストーリーだ。

「準ずる」と「準じる」の違いは?

準ずる」は「準じる」と表現することもあります。

準ずる」も「準じる」も、「先例に準ずる」「先例に準じる」というように使われ同じ意味です。

しかし「準ずる」は、自動詞サ行変格活用です。

準じる」は、自動詞上一段活用という違いがあります。