【言葉】
噛み締める
【読み方】
かみしめる
【意味】
①力を入れてかむ。
②よくかんで味わう。
③物事の味わい、深い意味などを十分に感じ取る。
【類義語】
・味わう
・嚙み分ける
「噛み締める」の使い方
新米ってなんでこんなにおいしいんだろう。
農家さんに感謝しながら噛み締めて食べてね。
噛み締める毎に甘みとうま味が口の中にひろがっていくよ。
日本人で良かったわね。
「噛み締める」の例文
- 怪我が治り、またこのコートに立てる幸せを噛み締める。
- 満足感を噛み締めながら坂をかなり下ってきたところに、古い旅館が一軒あった。(有栖川有栖 海のある奈良に死す)
- 噛み締めるものに護謨の弾力がなくては無事には行かぬ。(夏目漱石 虞美人草)
- くやしさのあまり唇を噛み締めていた。
- 免許証更新の講習会で見せられる動画で、シートベルトの大切さを噛み締める。
「幸せを噛み締める」とは?
「噛み締める」を用いた表現の一つに「幸せを噛み締める(しあわせをかみしめる)」があります。
「幸せを嚙み締める」とは、幸せな状態であることを深く感じとることをいいます。
【例文】
- 老後の心配も大事だが、そんな先の心配よりも、今この瞬間の幸せを噛み締める。
- 穏やかな愛に包まれ幸せを噛み締める日々です。