「考えあぐねる」の意味と使い方や例文!「思いあぐねる」との違いは?(類義語)

【言葉】
考えあぐねる

【読み方】
かんがえあぐねる

【意味】
考えても思うような結果が得られないで困ってしまう。

【類義語】
・煮え切らない
・思案に暮れる
・決めきれない

「考えあぐねる」の使い方

ともこ
考えあぐねる代わりに動いてみたらどう?
健太
僕のぽんこつな頭で考えても仕方ないもんね。
ともこ
直感で動いた方が早いこともあるわね。
健太
たまに失敗するけど、直感に任せた方が良いかもね。

「考えあぐねる」の例文

  1. 大勢で考えあぐねるも答えが出なかった。
  2. どうすれば良いか考えあぐねるうちに、時間ばかりが経過してしまった。
  3. 息子である優馬にさえどういう態度で接したらよいのかわからなかった青木には、眼前の落ち着き払った中学生からどうやって話を聞き出したものか考えあぐねるところがあったのだ。(貫井徳郎 天使の屍)
  4. よわい頭で、とつおいつ考えあぐねるうちに、兎はいつしか眠ってしまったようです。(矢川澄子 兎とよばれた女)

「考えあぐねる」と「思いあぐねる」の違いは?

考えあぐねる」に似ている語に「思いあぐねる(おもいあぐねる)」があります。

思いあぐねる」とは、いろいろ考えても良案が浮かばず、困りはてるという意味です。

考えあぐねる」と「思いあぐねる」に共通する「あぐねる」とは、ある物事を成し遂げられず、どうすればよいか困ることをいいます。

思いあぐねる」は、思いや感情をもてあまし困ることをいいます。

対して「考えあぐねる」は、論理的に考えるも解決策が見えず困ることをいいます。