「気負う」の意味と使い方や例文!悪い意味?or 良い意味?(類義語・対義語)

【言葉】
気負う

【読み方】
きおう

【意味】
自分こそはと意気ごむ。気持ちがはやって勇み立つ。

【類義語】
・急き込む
・勇み立つ
・奮い立つ
・猛る

【対義語】
・リックス
・落ち着く

「気負う」の使い方

ともこ
健太くんの書いた作文を読んだわよ。
健太
どうだった?
ともこ
気負ったところのない素敵な文章だったわ。
健太
今回はテーマが良かったから、肩の力を抜いて書くことができたんだ。

「気負う」の例文

  1. 世阿弥は気負っている息子の様子を見詰めて、気の乗らぬ顔をして黙った。(井伏鱒二 小説日本芸譚)
  2. 内心で気負っていたものが、少しずつ醒めていくような思いがした。(夏樹静子 アリバイの彼方に)
  3. 新しい仕事を始める前のように、気負っている自分を、彼は快いものに感じた。(石原慎太郎 化石の森)
  4. 日本代表に選ばれた健太くんだが、気負ったところが少しも見られない。
  5. 気負いすぎて失敗してはいけないので深呼吸してリラックスする。

悪い意味?or 良い意味?

気負う」は、相手に負けまいと張り合う意の古語「競 (きほ)ふ」から派生した語です。

気負う」は、功を急ぐ気持ちが前面に出たり、競争心が先に立つことで必要以上に張り切るというニュアンスを含むため、「もっとリラックスして」とアドバイスしたくなるような悪い状態を言い表すことが多いです。