「帰路につく」の意味と使い方や例文!「帰路に着く」は間違い?(類義語)

【言葉】
帰路につく

【読み方】
きろにつく

【意味】
用事がすんで帰りの方向に向かっていること。

【類義語】
・帰る

「帰路につく」の使い方

ともこ
健太くん。元気になった?
健太
心配かけたね。帰路につくころには立ち直っていたよ。
ともこ
良かったわ。心配していたのよ。
健太
ともこちゃんに話を聞いてもらってすっきりしたんだ。ありがとう。

「帰路につく」の例文

  1. 仕事を終えて帰路につく人々はみんな同じような歩き方をする。(村上春樹 1Q84 BOOK3)
  2. こうなっては、方角がまったくわからないから、帰路につくことは不可能だ。(A.C.ドイル マラコット海淵)
  3. カルリーニは大喜びで、恋人のもとに戻りこの吉報を知らせてやるために帰路につきました。(アレクサンドル・デュマ モンテ・クリスト伯)
  4. 絶好のタイミングで帰路につく彼と会った。
  5. 彼は残業をして、誰よりも遅く帰路につく

「帰路に着く」は間違い?

帰路につく」は、「帰路に就く」と書きます。

まれにインターネット上で「帰路に着く」と表記されていることがありますが、「帰路に着く」は間違いです。

就く」は、みずからある動作を始めるという意味です。
着く」は、あるものが他のものや他の所まで達することをいいます。

帰路につく」は、まだ到着していない状態をいうので、「帰路に着く」は間違いです。