「聴き惚れる」の意味と使い方や例文!「聞き惚れる」との違いは?(類義語)

【言葉】
聴き惚れる

「聞き惚れる」とも書く。
【読み方】
ききほれる

【意味】
きいて、その声や話の内容にうっとりする。夢中できき入る。

【類義語】
・聴き入る

「聴き惚れる」の使い方

ともこ
この車のオーディオはすごく良い音ね。
健太
聴き惚れてしまうね。
ともこ
聴き惚れて運転に集中できないわね。
健太
車のオーディオは程々がいいね。

「聴き惚れる」の例文

  1. 僕は町を歩く毎に、いつもこの町の音楽の前に聴き惚れて居る。(萩原朔太郎 流行歌曲について)
  2. 今日の事も忘れ明日の事も忘れ聴き惚れている自分の事も忘れて浩さんだけになってしまう。(夏目漱石 趣味の遺伝)
  3. 同じような心の痛みのまだどこかに残っている女は、しみじみした淡い妬みの絡わりついたような心持でそれに聴き惚れていた。(徳田秋声 黴)
  4. 彼女の美声に聴き惚れてうっとりする。
  5. 演奏に聴き惚れて、ともこちゃんが呼ぶ声が聞こえなかった。

「聴き惚れる」と「聞き惚れる」の違いは?

聴き惚れる」は「聞き惚れる」とも書きます。

聴き惚れる」と「聞き惚れる」の違いは、「聴く」と「聞く」です。

きく」を漢字で書く時、広く一般に「聞く」を使います。

聴く」は、注意深く耳を傾ける意で使われます。

「耳を澄まして聞く」のように、謹聴する様子が明らかな場合や、「ご意見をおかせください」のように使役の場合などでは、「聞く」が使われます。