「忌憚のない意見」の意味と使い方や例文!「屈託のない意見」は誤用?(類義語)

【言葉】
忌憚のない意見

【読み方】
きたんのないいけん

【意味】
遠慮のない意見。

【類義語】
・率直な意見
・露骨な意見
・腹蔵のない意見

「忌憚のない意見」の使い方

健太
日本の企業は、忌憚のない意見をいうと首になる所が多かったよね。
ともこ
最近では、社員の忌憚のない意見に耳を傾けてくれるところが増えたみたいよ。
健太
日本の企業も変わってきているんだね。
ともこ
年功序列制が無くなりつつあるように、良い変化ばかりじゃないわよ。

「忌憚のない意見」の例文

  1. アンケートでお客様の忌憚のない意見を聞くことができた。
  2. 健太くんは、おかしいと思ったら目上の相手でも忌憚のない意見を述べる。
  3. 勇気を出して忌憚のない意見を上奏したが、聞き入れてもらえなかった。
  4. SNSのコメントを感情的な批判と一蹴せずに、忌憚のない意見と捉える。
  5. 彼は私の作品に対して、忌憚のない意見を言ってくれるので信頼できる。

「屈託のない意見」は誤用?

忌憚のない意見」に似ている表現で「屈託のない意見(くったくのないいけん)」という表現を見掛けることがあります、

しかし「屈託のない意見」の「屈託のない」とは、「心配事がない。くよくよしない。」という意味です。

なので「屈託のない意見」だと、「心配事がない意見。くよくよしない意見。」になり、おかしな意味になります。

屈託のない意見」は、「忌憚のない意見」と混同した誤用です。