「まことしやか」の意味と使い方や例文!(語源由来・類義語)

【言葉】
まことしやか

【意味】
いかにも本当らしく見せること。

【語源・由来】
「真実である。ほんとうだ。」の意の古語「実し(まことし)」から。「実し」+形容動詞をつくる接尾語「やか」から成る語。

【類義語】
・信頼性が高い
・本当
・真実

「まことしやか」の使い方

健太
真偽のほどが分からない噂が、まことしやかに流れているね。
ともこ
あれはきっと嘘よ。
健太
何でそう断言できるの?
ともこ
あの噂が本当だったら、もう表沙汰になっても良い頃だからよ。まだ表沙汰になっていないということは嘘なのよ。

「まことしやか」の例文

  1. そしてその酒樽を見た者は死ぬとまで、まことしやかにいわれています。(和田はつ子 薬師)
  2. 利休たちの時代にはまことしやかにそう語られていたということがわかるばかりだ。(松村栄子 雨にもまけず粗茶一服)
  3. 彼の理論は偽りにしてはあまりにまことしやかであったから。(江戸川乱歩 孤島の鬼)
  4. 首相が間もなく辞職を表明するというまことしやかな話を聞いたので裏取り調査をする。
  5. ともこちゃんの話はまことしやかなので、大抵の人はそれを信じる。