「名状しがたい」の意味と使い方や例文!(類義語)

【言葉】
名状しがたい

【読み方】
めいじょうしがたい

【意味】
物事のありさまを言葉で表現することが難しい。

【類義語】
・言葉で言い表せない
・形容しがたい
・言語を絶する
・筆舌に尽くしがたい

「名状しがたい」の使い方

健太
僕の作品を壊されたんだ。
ともこ
あの名作になりそうだった作品?
健太
そうなんだ。ふざけていた男子生徒がぶつかって大破したんだ。名状しがたい怒りに襲われたよ。
ともこ
あれを壊されるとはもったいない話ね。

「名状しがたい」の例文

  1. 僕はその時高木から受けた名状しがたい不快を明らかに覚えている。(夏目漱石 彼岸過迄)
  2. 名状しがたいような興味はむしろ他の点に、顔の輪廓そのものにあった。(直木三十五 サレーダイン公爵の罪業)
  3. それが、彼の復讐心に、快い刺激を与えたのは、もちろんである。が、それにつれて、彼はまた、ある名状しがたい心の疲労に、襲われた。(芥川龍之介 偸盗)
  4. 名状しがたい恐怖が胸の中に広がっていった。
  5. 伝説的な選手のプレーを目の当たりにして、名状しがたい感動を覚えた。