【言葉】
目敏い
【読み方】
めざとい
【意味】
①見つけることが早い。
②目がさめやすい。
【類義語】
・目早い
【対義語】
・寝穢い
・寝汚い
「目敏い」の使い方
ともこちゃん。さっき、有名店のチョコレートを持っていたよね。
目敏いわね。貰い物なんだけど食べる?
是非食べてみたいと思っていたんだ。
行列のできる店でなかなか手に入らないもんね。
「目敏い」の例文
- 健太くんは赤ん坊のころは目敏い子だったが、今では地震が起きても寝ている。
- 朝炊きに麦藁を焚いてパチパチ音がする。僕が前の縁先に立つと奥に居たお祖母さんが、目敏く見つけて出てくる。(伊藤左千夫 野菊の墓)
- 母さまが窓から目敏く見付けて出て行かれました。(宮沢賢治 雁の童子)
- 「どうかされましたか」元刑事が目敏く気づいて尋ねてきた。(東野圭吾 白夜行)
- 年をとると目敏くなるというが本当だった。
悪口?それとも褒め言葉?
「目敏い」は、悪口にも褒め言葉にも使われます。
「ほんのちょっとした間違いにも目敏い」のように、粗探しをするような悪口のニュアンスで使われることがあります。
また、ずる賢いとか卑しいなどのニュアンスで使うこともあります。
「掘り出し物を目敏く見つける」のように、良い結果をもたらす場合は、褒め言葉として使われます。
「目敏い」は、褒め言葉としても悪口としても使われるので、相手に伝える時は注意しましょう。