「見渡す」の意味と使い方や例文!「見回す」との違いは?(類義語)

【言葉】
見渡す

【読み方】
みわたす

【意味】
広い範囲にわたってみる。

【類義語】
・見晴らす
・見通す

「見渡す」の使い方

健太
この展望台は、町を見渡すことができるね。
ともこ
あの望遠鏡を使えば、自分の家を見ることができるわよ。
健太
僕の家は豪邸だから、望遠鏡がなくても見えるよ。
ともこ
・・・へえー。すごいわね。

「見渡す」の例文

  1. すこし姿勢を高くすると、ずっと部屋の奥の方まで見渡すことができた。(安部公房 砂の女)
  2. 店内を見渡すと、三十席ほどあるテーブルのほぼ半分に客が坐っていた。(原尞 私が殺した少女)
  3. それでも人と人との間から婦人席の方を見渡すことは忘れなかった。(夏目漱石 三四郎)
  4. 外は見渡す限り雪景色だった。
  5. 部屋の真ん中に立って、部屋の中を見渡した。

「見渡す」と「見回す」の違いは?

見渡す」に似ている語に「見回す(みまわす)」があります。

見回す」とは、「あたりをぐるりと見る。方々を見る。」という意味です。

見渡す」も「見回す」も、広い範囲を見ることをいいます。

しかし「見渡す」は、見る対象が遠くにある場合に使われ、一度に広範囲を見る語です。

対して「見回す」は、自分の周りの状況を視点を動かしながら見ることをいいます。