「身を翻す」の意味と使い方や例文!(類義語)

【言葉】
身を翻す

【読み方】
みをひるがえす

【意味】
からだの向きを素早く変える。

【類義語】
・身をさっと反転させる

「身を翻す」の使い方

ともこ
あれっ。弟はどうしたの?
健太
僕の手を振り払うと、身を翻して向こうに行ってしまったんだ。
ともこ
喧嘩したの?
健太
喧嘩はしていないんだけど、何か気に入らないことをいってしまったかな。

「身を翻す」の例文

  1. お囃子にあわせて踊り手がくるりと身を翻す
  2. 「ごめん」と言い残し、ともこちゃんは身を翻して走り去った。
  3. 彼女の手を引いて身を翻すと、私は咆哮する竜巻の手を逃れようとした。(森見登美彦 夜は短し歩けよ乙女)
  4. 葉は引力に抵抗しているように、向きを変え、身を翻しながら落ちてゆく。(辻井喬 いつもと同じ春)
  5. とたん、犬は身を翻し、糸に曳かれるように街道に向かって戻って行った。(上橋菜穂子 鹿の王 下)