【言葉】
身を委ねる
【読み方】
みをゆだねる
【意味】
自分の人生や身体を全面的に任せること。
【類義語】
・身を任せる
・天命を待つ
「身を委ねる」の使い方
穏やかな音楽に身を委ねると心身ともに癒されるね。
ゆったりした気分になるわよね。
細胞の一つ一つが生まれ変わるようだ。
そこまで効果を感じる?作曲家も本望でしょうね。
「身を委ねる」の例文
- プロに身を委ねると絶対的に安心だ。
- 敗者はただ去り行く運命に身を委ねるしかないのが現実だ。
- 先生が己に身を委ねる契約を書いた、 あの筆までがまだここにある。(ゲーテ ファウスト 下)
- ここで警部は背もたれにゆったりと身を委ね、腹の前で軽く手を組んだ。(有栖川有栖 ダリの繭)
- 僕はもう幸福の夢に身を委ねることが出来なかった。(ツルゲーネフ 片恋)
「身を委ねる」と「身を任せる」の違いは?
「身を委ねる」に似ている語に「身を任せる(みをまかせる)」があります。
「身を任せる」とは、相手のするがままにまかせることをいいます。
「身を委ねる」と「身を任せる」の違いは、「委ねる」と「任せる」の意味です。
「委ねる」も「任せる」も、物事の処置などを、他の人の思いのままにさせることをいいます。
しかし「委ねる」は、相手に全面的に託すことをいいます。
対して「任せる」は、ある人がしなければいけない事を他の人に依頼し、その人の責任において自由にやらせることをいいます。