「身を案じる」の意味と使い方や例文!「案じる」と「案ずる」の違いは?(類義語)

【言葉】
身を案じる

【読み方】
みをあんじる

【意味】
身体や身の上を心配する。

【類義語】
・安否を気遣う
・心配する

「身を案じる」の使い方

健太
みんなが彼の身を案じて探し回っているというのに、どこに行ってしまったんだろうね。
ともこ
家出ならまだいいわよ。誘拐だったら大変なことよ。
健太
家出だと思い込んでいたよ。誘拐の可能性もあるんだね。
ともこ
早く見つかるといいなあ。

「身を案じる」の例文

  1. 海外に旅立つ息子の身を案じない親はいない。
  2. 数少ない、行きずりの、私の身を案じてくれた人のことが気にかかった。(宮部みゆき 蒲生邸事件)
  3. 「就英殿の身を案じておるのかな」 と声を掛けられ、景は振り返った。(和田竜 村上海賊の娘 下巻)
  4. なるほど子の情として親の身を案じてくれる、その点は空には思はん。(尾崎紅葉 金色夜叉)
  5. ひねくれ者の健太くんが、兄の身を案じるとは驚きだ。

「案じる」と「案ずる」の違いは?

身を案じる」は、「身を案ずる」という表現でも使われます。

身を案じる」の「案じる」は、「案ずる」の上一段活用で、江戸時代後期から使われるようになりました。

身を案じる」も「身を案ずる」も、同じ意味で使われます。