「申し伝えます」の意味と使い方や例文!「お伝えします」との違いは?(類義語)

【言葉】
申し伝えます

【読み方】
もうしつたえます

【意味】
「言い伝える」の謙譲語「申し伝える」の丁寧な表現。

【類義語】
・言い伝える

「申し伝えます」の使い方

ともこ
健太くん。彼に伝えてくれた?
健太
不在だったんだ。その場にいた人から「彼に申し伝えます」っていわれたからお願いしたよ。
ともこ
直接伝えないと、伝言ゲームのようにおかしなことになってしまう危険性があるわよ。
健太
そこまで考えていなかったよ。

「申し伝えます」の例文

  1. うちの部員たちにも、お父様からそういうお言葉があったことを、きちんと申し伝えます。(宮部みゆき 名もなき毒)
  2. そこで須利耶の奥さまは戸口にお立ちになりましたら童子はもう泣きやんで笑っていられましたとそんなことも申し伝えます。(宮沢賢治 雁の童子)
  3. 「大野さま、昨日桜門でうけたまわったおことば、いまこそ胸に落ちました」 「ご納得くだされたか」 「冥土で、父左衛門佐にも、しかと申し伝えます」 その一語が、蔵の中の一同に覚悟をきめさせる役をした。(滝口康彦 粟田口の狂女)
  4. 誤解を招かないよう、発言には注意をすべきということを大臣に申し伝えました。
  5. 本日、該当する社員に解雇を申し伝えます

「申し伝えます」と「お伝えします」の違いは?

申し伝えます」に似ている語に「お伝えします(おつたえします)」があります。

お伝えします」とは、伝えるの意の丁寧な表現です。

申し伝えます」も「お伝えします」も、伝えることをいいます。

しかし「申し伝えます」は、話している相手に敬意を払う表現です。

対して「お伝えします」は、伝える相手に敬意を払う表現です。