「物知り」の意味と使い方や例文!「博識」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
物知り

【読み方】
ものしり

【意味】
①ひろく物事を知っていること。博識。また、その人。ものしりびと。
②(秋田や沖縄で)祈禱や占いを職とする者。

【類義語】
・博識
・博学
・生き字引

【対義語】
・無知
・物知らず

「物知り」の使い方

ともこ
おじいちゃんって物知りよね。
健太
気象庁よりも正確に天気を予想するよ。
ともこ
でもITに関しては、健太くんの方が物知りね。
健太
僕がおじいちゃんに携帯電話の使い方を教えているからね。でもいつか負けてしまう日が来るかもね。

「物知り」の例文

  1. ともこちゃんの方が物知りだから、ともこちゃんに聞いてみよう。
  2. 物知りな健太くんならクイズ王になれるかもしれない。
  3. 大三浦老の物知りに、初めは驚きましたが、いまはもう驚きません。(井上靖 星と祭下)
  4. 技量が一流になればどれほど馬鹿であろうとおのずと人格も知識も向上するにちがいない。逆にどれほど物知りであっても、体現できなければ意味がない。(松村栄子 雨にもまけず粗茶一服)
  5. 彼は、みんなが知っているとおり、まったく少ししか勉強しなかった。それにもかかわらず、なかなかの物知りで、うまい答えをすることを心得ていた。(ヘッセ 車輪の下)

「物知り」と「博識」の違いは?

物知り」に似ている語に「博識(はくしき)」があります。

博識」とは、「ひろく物事を知っていること。ものしり。博学。」という意味です。

物知り」も「博識」も、広い分野にわたって豊富な知識を持っていることをいいます。

しかし「物知り」は、学問的、かつ専門的な事柄をいう「博識」と異なり、生活の知恵や身近な事柄に詳しいことをいいます。