「むべなるかな」の意味と使い方や例文!「さもありなん」との違いは?(語源由来・類義語)

【言葉】
むべなるかな

【意味】
もっともなことだなあ。いかにもそのとおりだなあ。うべなるかな。

【語源・由来】
肯定の意の「むべ」+助動詞「なり」+助詞「かな」から成る語。

【類義語】
・さもありなん
・腑に落ちる
・合点がいく

「むべなるかな」の使い方

健太
光陰矢の如しということわざがあるけど、むべなるかな
ともこ
あっという間に卒業式ね。
健太
昨日入学したばかりだと思っていたよ。
ともこ
こうやってあっとう間に年をとるのね。

「むべなるかな」の例文

  1. 維持費がかかるため、交通の便が良い都市部での車離れはむべなるかな
  2. 審査員全員一致での大賞受賞もむべなるかな
  3. 激務なのに給与が安い。教員のなり手が激減するのもむべなるかな
  4. キャリアに支障が出るため、母になろうと思う女性が減るのもむべなるかな
  5. あのYoutuberは元お笑い芸人だった。話術が優れているのもむべなるかな

「むべなるかな」と「さもありなん」の違いは?

むべなるかな」に似ている語に「さもありなん」があります。

さもありなん」とは、「きっとそうであろう。もっともである。さもあらん。」という意味です。

むべなるかな」も「さもありなん」も、もっともであるという意味があります。

しかし「むべなるかな」は、誰かの考えに対して使われます。

対して「さもありなん」は、納得して使う言葉として幅広く使われます。