【言葉】
名ばかり
「名許り」と表記する。
【読み方】なばかり
【意味】
名目だけで実質が伴わないこと。
【類義語】
・有名無実
・形骸化
「名ばかり」の使い方
健太くんは空手部部長なのよね。
部長とは名ばかりの雑用係だよ。
誰が仕切ってるの?
実質、エースが仕切っているんだよ。僕は名ばかりのお飾り部長だよ。
「名ばかり」の例文
- 私にはたまたま名ばかりでなくて物が見られても、干物しか見られなかった。これが私のサフランを見た初である。(森鴎外 サフラン)
- 留学とは名ばかりで、親のお金で放蕩三昧の暮らしぶりだったという。
- 二十一世紀の現在は、すでに潮によって削り取られているが、矢打島と呼ばれていた。隣接した鵜島にへばりつくようにして浮かぶ、島とは名ばかりの岩の塊だ。(和田竜 村上海賊の娘 下巻)
- 肩書だけで権限のない名ばかり管理職だった。
- 当時住んでいたのは、マンションとは名ばかりのアパートだった。