【言葉】
涙ぐましい
【読み方】
なみだぐましい
【意味】
①ひとりでに涙が出てくる感じがする。涙をもよおしがちである。
②涙が出るほど関心である。また、哀切なさまである。
【類義語】
・感動
・痛ましい
「涙ぐましい」の使い方
振られちゃったよ。
彼女に好かれるために涙ぐましい努力をしたのにね。
全て徒労に終わったよ。
若いうちの苦労は無断にはならないわよ。経験として後々の人生に活かされるわ。
「涙ぐましい」の例文
- そしておれの心は、すべての人々を愛することによつて涙ぐましくなる。(萩原朔太郎 月に吠える)
- 二人は寒さのために頬を真紅にして、眼を少し涙ぐましていた。(有島武郎 或る女)
- 彼女は父のことを考えるたびに、歩きながらでもときどき涙ぐましくなることがあった。(島崎藤村 夜明け前)
- 健太くんは涙ぐましい努力を重ねてきた。
- コストカットのために涙ぐましい努力をする。
「涙ぐましい努力」とは?
「涙ぐましい」を用いた表現の一つに「涙ぐましい努力(なみだぐましいどりょく)」があります。
「涙ぐましい努力」とは、涙が出そうになるような努力をいいます。
【例文】
- 老後の資金を貯めるために涙ぐましい努力をしたのに、病気で60歳を目前にして亡くなった。
- 涙ぐましい努力をして、ようやくポルシェを手に入れた。