【言葉】
名折れ
【読み方】
なおれ
【意味】
名誉をきずつけられること。名をけがすこと。
【類義語】
・面汚し
・不名誉
・なおり
【対義語】
・誉れ
・誇り
「名折れ」の使い方
修学旅行生が美術館の作品を破壊したんですって。
母校の名折れとなる行動だね。
その作品の作者は、若さゆえだと許してくれたみたい。
若いと許されるんだと勘違いしないで大人の階段をのぼってほしいね。
「名折れ」の例文
- 宮さんと夫婦に成れなかつたら、はははははは高等中学の名折になるのだと。(尾崎紅葉 金色夜叉)
- 出来得る限り尽力をして、好結果を得ませんと、赤十字の名折になる。いや名折は構わないでもつまり職務の落度となるのです。(泉鏡花 海城発電)
- しかし二度三度の落第で屈するようでは戦後派の名折れなのである。(坂口安吾 現代忍術伝)
- 犯罪を繰り返す彼は、一族の名折れだ。
- 彼の昨日の行動は、会社の名折れになる。
「名折れ」と「面汚し」の違いは?
「名折れ」に似ている語に「面汚し(つらよごし)」があります。
「面汚し」とは、「その人の属する社会や仲間の名誉を傷つけること。面目を失わせること。」をいいます。
「名折れ」も「面汚し」も、良い評判を傷つけることをいいます。
「名折れ」は、グループや個人の名誉や良い評判が否定されることをいいます。
対して「面汚し」は、所属するグループの面目を損なうような行いをすることをいい、個人の名誉が傷つく場合にはあまり使われません。