「願わくは」の意味と使い方や例文!「願わくば」は間違い?(類義語)

【言葉】
願わくは

【読み方】
ねがわくは

【意味】
願うところは。望むところは。どうぞ(・・・してほしい)。

【語源・由来】
「ねがふ」のク語法に助詞「は」の付いたもの。江戸時代ごろからネガワクバともいうようになった。

【類義語】
・どうぞ
・どうか
・くれぐれも
・ぜひ

「願わくは」の使い方

ともこ
明日からアメリカでの生活が始まるわ。
健太
願わくは、留学先でともこちゃんが笑顔で居られますように。
ともこ
ありがとう。きっと大丈夫よ。楽しみでしょうがないわ。
健太
ホームシックになったら電話してね。

「願わくは」の例文

  1. NISAの口座にお金を入れて、願わくは増やしたい。
  2. 願わくは、この出会いがともこちゃんにとって素晴らしいものでありますようにと願う。
  3. 願わくは、この書類がだれの目にも触れないままであってほしい。
  4. 願わくはこのまま車に乗っていて、恐ろしい一件を一分でも先へ延ばしたいのである。(森鴎外 罪人)
  5. この意をじゃね、願わくは貴方から国手にお伝えのほどを偏に希望します。(泉鏡花 日本橋)

「願わくば」は間違い?

願わくは」は、「願わくば」という表現で使われることがあります。

願わくは」は、「ねがふ」のク語法に助詞「」の付いた表現です。

江戸時代ごろから「ネガワクバ」ともいうようになりました。

なので「願わくば」は間違いではありません。