「懇ろ」の意味と使い方や例文!「懇ろな関係」とは?(類義語・対義語)

【言葉】
懇ろ

【読み方】
ねんごろ

【意味】
1⃣
①心がこもっているさま。親身であるさま。
②親しいさま。特に、男女の仲が親密であるさま。
2⃣
①親密になること。
②男女が情を通じること。
③男色関係を持つこと。

【類義語】
・丁重
・手厚い
・慇懃な

【対義語】
・がさつ

「懇ろ」の使い方

ともこ
健太くんは校長先生と仲が良いのね。
健太
校長先生と父さんが懇ろな仲なんだよ。
ともこ
同級生なの?
健太
幼馴染らしいよ。休日は一緒に釣りに行く釣り仲間でもあるんだ。

「懇ろ」の例文

  1. なお十分に養生するようにという懇ろな指示があっただけだった。(藤沢周平 隠し剣秋風抄)
  2. 一七五五年店に時計修繕を依頼に来たフランケ夫人と識り、懇ろな仲となる。(ボーマルシェ フィガロの結婚)
  3. この前会ったとき、彼は今までになくもっとも懇ろだった。(ロラン・ロマン ジャン・クリストフ)
  4. 光秀の家臣、溝尾庄兵衛が光秀の首を隠しておき、ここ谷性寺に懇ろに葬ったといわれる。
  5. 衰えた日本を見捨て、その国と懇ろにした方が得策と考えたようだ。

「懇ろな関係」とは?

懇ろ」を用いた表現の一つに「懇ろな関係(ねんごろなかんけい)」があります。

懇ろな関係」とは、「親密な付き合いをしている。男女の仲が親密であるさま。」をいいます。

【例文】

  1. ロシアとその国は昔から懇ろな関係です。
  2. 政府とその宗教団体は懇ろな関係だということで問題になっている。
  3. 部下と懇ろな関係になっていることが妻にばれた。