「練り歩く」の意味と使い方や例文!「一人で練り歩く」は誤用?(類義語)

【言葉】
練り歩く

「邌り歩く」とも書く。

【読み方】
ねりあるく

【意味】
行列をなしてゆっくり歩く。調子をそろえて静かに歩く。

【類義語】
・行進
・行列

「練り歩く」の使い方

健太
もうすぐハロウィンだね。
ともこ
ハロウィンの仮装をした子供たちが練り歩くの?
健太
お菓子をくれ―。くれないといたずらしちゃうぞって言いながら練り歩くんだ。
ともこ
へえ。楽しそうね。

「練り歩く」の例文

  1. 笛や太鼓を鳴らしながら隊列を組んで練り歩く
  2. 巨大な獅子頭と山車が、市内中心部を練り歩く祭りです。
  3. 私が大阪で育つた頃、まだ遠国歌を歌つて、小娘達が町を練り歩いて居た。(折口信夫 盆踊りの話)
  4. 棺桶の前では、この吉公が、ひょっとこ踊りをしながら、練り歩くんだ。(直木三十五 南国太平記)
  5. 五十人ばかりの松明を持った男と武装した二十人の男は、ファウスタの部屋の窓の下で長いこと停止したあとで町の豪荘な邸宅のならぶ前を練り歩きはじめた。(スタンダール パルムの僧院 上)

「一人で練り歩く」は誤用?

練り歩く」を用いた「一人で練り歩く(ひとりでねりあるく)」という表現を見かけることがあります。

しかし「練り歩く」とは、「行列をなしてあるく。調子を合わせて歩く。」ことをいうので一人ですることではありません。

なので「一人で練り歩く」は誤用です。