「軒並み」の意味と使い方や例文!「軒並み売り切れ」「軒並み中止」とは?(類義語)

【言葉】
軒並み

【読み方】
のきなみ

【意味】
①のきのならび。また、軒ごと。家なみ。
②(副詞的に)どこもかしこも。だれもかれも。一様に。ひとしく。

【類義語】
・家並み

「軒並み」の使い方

健太
ともこちゃんの通知表は、軒並み10じゃないか!
ともこ
入学以来オール10よ。
健太
僕は入学以来、オール5だから、五段階評価なんだと思っていたよ。
ともこ
卒業前に気が付いて良かったわね。

「軒並み」の例文

  1. 補強した選手が故障などで軒並み不振に陥った。
  2. 世界中の株価が軒並み下落した。
  3. 原材料が軒並み高騰し、価格を上げざるを得ない。
  4. その火災で、古い建造物が軒並み焼けてしまった。
  5. 押し迫るにつれて店はだんだん忙しくなって来た。門にはもう軒並み竹が立てられて、ざわざわと風に鳴っていた。(徳田秋声 新世帯)

「軒並み売り切れ」「軒並み中止」とは?

軒並み」を用いた表現に「軒並み売り切れ(のきなみうりきれ)」「軒並み中止(のきなみちゅうし)」があります。

「軒並み売り切れ」とは?

軒並み売り切れ」とは、どこの店も売り切れていることをいいます。

【例文】

  1. 台風に備えて、非常食になりそうな食品が軒並み売り切れていた。
  2. オイルショックでもないのに、トイレットペーパーが軒並み売り切れているのは何故だろう。

「軒並み中止」とは?

軒並み中止」とは、一様に計画を取りやめにするという意味です。

【例文】

  1. 感染症の感染拡大で、お祭りが軒並み中止になった。
  2. 女王の死で、国を挙げて喪に服するためにスポーツイベントが軒並み中止になった。