「利する」の意味と使い方や例文!「人を利する」とは?(類義語・対義語)

【言葉】
利する

【読み方】
りする

【意味】
①利益がある。利益を得る。
②利益を与える。
③うまく用いる。

【類義語】
・利益を得る
・得をする

【対義語】
・害する

「利する」の使い方

健太
彼は職権をして、私益を得ていたんだって。
ともこ
そんなことを思いつくなんて悪賢いわね。
健太
最近、異常に金回りが良かったんだよね。
ともこ
周りの人から疑われるようなことをするなんて、案外抜けているわね。

「利する」の例文

  1. 何故ならば利するという言葉は行為を表現すべき言葉だからである。(有島武郎 惜みなく愛は奪う)
  2. これらの条約はドイツやソ連を利するものだという批判がある。
  3. 結果的にそれが、ユーザーを利する方向に作用したか否かは別問題ではあるが。(富田倫生 青空のリスタート)
  4. 地勢をした作戦で勝利につなげる。
  5. 外遊はお金がかかるが利する所が多い。

「人を利する」とは?

利する」を用いた表現の一つに「人を利する(ひとをりする)」があります。

人を利する」とは、人に利益を与えるという意味で、人のためになるということです。

人を利する」を用いた言葉に「人を愛し人を利する者は天必ず之に福す(ひとをあいしひとをりするものはてんかならずこれにさいわいす)」があります。

「墨子」法儀にある言葉で、人を愛し人のためになるようなことをする者は、天が必ず幸福を与えるという意味です。