「悪賢い」の意味と使い方や例文!「ずる賢い」との違いは?(類義語)

【言葉】
悪賢い

【読み方】
わるがしこい

【意味】
悪いほうによく知恵がまわり、ずるくて抜け目がない。

【類義語】
・腹黒い
・ずる賢い
・こざかしい
・狡猾

「悪賢い」の使い方

健太
悪賢い人は法の抜け目をかいくぐって大儲けしているよね。
ともこ
優しい人は損をする世の中よね。
健太
優しい人が報われる世の中にならないかな。
ともこ
因果応報っていうけど、悪賢い人の方が長生きすることが往々にしてあるし、納得がいかないわよね。

「悪賢い」の例文

  1. 「たぶん急に気分が悪くなったんだろうな」と、給仕頭が悪賢く尋ねた。(カフカ アメリカ)
  2. 悪賢い彼と対峙する時は、一瞬たりとも油断できない。
  3. 日本人との短日月の交渉によっても、彼らがどんなに怜悧であるかということがわかった。しかも悪賢いといってもよいほど、怜悧であることがわかった。(菊池寛 船医の立場)
  4. 島民としては甚だ眼が小さいが、ナポレオン少年の顔は別に醜いという訳ではない。そうかといって悪賢いという柄でもない。(中島敦 環礁)
  5. 悪賢い彼は、いたずらや悪事に関しては抜け目ない。

「悪賢い」と「ずる賢い」の違いは?

悪賢い」に似ている表現に「ずる賢い」があります。

ずる賢い」とは、「悪知恵がはたらく。狡猾である。悪賢い。」という意味です。

悪賢い」も「ずる賢い」も、悪いことによく知恵が回るさまをいい、ほぼ同じ意味です。