「最たるもの」の意味と使い方や例文!(類義語)

【言葉】
最たるもの

【読み方】
さいたるもの

【意味】
程度がもっともはなはだしいもの。第一番のもの。

【類義語】
・端的な例
・代表例
・極み
・第一番
・骨頂
・代表的存在
・好例

「最たるもの」の使い方

健太
南国の人はのんびりしている人が多いって本当かな。
ともこ
南の島のハメハメハ大王とその家族は、その最たるものよね。ロマンチックな王様で、日没前に寝る優しい奥さん、風が吹いたら遅刻して、雨が降ったらお休みする学校嫌いの子供。
健太
童謡の歌詞だから本当か分からないけどね。
ともこ
きっと南の島を取材してこの歌詞を書いたのよ。限りなく真実に近いと思うわ。

「最たるもの」の例文

  1. 「美人が好き」は、その他大勢への人権侵害の最たるものです。
  2. 僕にとって料理が上手かどうかが、良き妻の条件の最たるものだ。
  3. 知能指数IQを含めて、ほとんどの知的能力は二〇歳前後をピークにして年齢とともに衰える。単純な計算力とか暗記力などはその最たるもので、二〇歳頃がピークである。(澤口俊之 あぶない脳)
  4. これらの動機のうちで最たるものは、あの巨大な鯨についての圧倒的な考えだった。あのように驚異的で神秘的な怪物がぼくの好奇心をすごくかきたててしまった。(メルヴィル 白鯨 上)
  5. 私は大阪のいつもの家に行って木村氏に逢い、いつものようにして楽しい日曜日の半日を暮らした。あるいはその楽しさは、過去の日曜日のうちでは今日が最たるものであったかも知れない。(谷崎潤一郎 鍵)