「さりげない」の意味と使い方や例文!「何気ない」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
さりげない

「然りげ無い」とも書く。
【意味】
そんな様子が見えない。なにげない風である。

【類義語】
・何気ない

【対義語】
・物々しい
・わざとらしい

「さりげない」の使い方

ともこ
このインスタの投稿、きっとステマだわ。
健太
ステマって、宣伝だと気付かれないようさりげなく商品をアピールする行為だね。
ともこ
芸能人の投稿はステマが多いという認識で見ているから騙されないけど、買ってしまう人が多いんだろうな。
健太
こういう投稿が無くならないってことはそういうことだよね。

「さりげない」の例文

  1. 落としの源さんは、さりげなく証言を聞き出す天才だ。
  2. さりげない会話に真実が潜んでいる。
  3. 健太くんのさりげない一言に深く傷ついた。
  4. 一瞬動揺したようだったが、顔を上げたときにはさりげない表情に戻っていた。
  5. 侍は法師の姿を見ると、草履の足を止めたなり、さりげないように声をかけた。(芥川龍之介 トロッコ・一塊の土)

「さりげない」と「何気ない」の違いは?

さりげない」に似ている表現に「何気ない」があります。

何気ない」とは、「これといった特別の意図もない。特に注意せず関心を示さない。」という意味です。

さりげない」は、「何気ない」風でという意味があるので、両語の意味に通じる部分があります。

しかし「何気ない」は、意図がない行為をいいます。

対して「さりげない」は、意図があることを悟られない行為をいいます。